今でこそ注目されている「筋膜」や「トリガーポイント」ですが私が理学療法士として働き始めた10年前はまだほとんど知られていなくて、痛みといえば「関節」や「神経」であることが前提でした。
私自身も学校でそう習っていて、その通りにリハビリをしていました。しかし、思ったような成果があげられなかったのです。
もちろん、新人でしたから当然といえば当然だったかもしれません。
でも、10年近くキャリアを積んでいる先輩理学療法士もやっぱり患者さんの痛みを改善できる人が少なかったのです。
そんな中、勉強していたらたまたまでしたが「トリガーポイント」という考え方を知る機会がありました。
最初は「マッサージ手技かぁ・・・」なんて期待していなかったのですが、話を聞いてみたら
「あれ?患者さんが訴えてる症状はまさにコレと同じことじゃないか?」
と思い、実際に試してみたら・・・
ものすごい効く!!!
今まで理解できなかった、改善できなかった痛みやしびれが面白いように改善していくのです!!
そこでトリガーポイントを徹底的に勉強していたら気がついたら2年目になるころには病院で一番の理学療法士になっていました。
そして、気がついたら全国の理学療法士から「教えてほしい!!」という依頼が殺到していたのです。
受講生には新人からベテランの方まで様々な方がいらっしゃいますが、口を揃えて
「痛みの治療が得意になりました!!」
という報告をたくさんいただくようになり
「トリガーポイントは世の中のためになる!!」
と確信しました。
さらに勉強していくとトリガーポイントと東洋医学のツボは同じだということ、最近流行っている「筋膜」も東洋医学の「経絡」と同じだということに気がつきました。つまり、トリガーポイントは痛みやしびれだけでなく・・・
体のあらゆる不調に対応できるということです。
しかし、保険下のリハビリではそういった不調に対して制度上対応することができません。そういった患者さんは投薬しか方法がなくいつまでも改善できないという現実があります。
そこで当院はそういった方々をトリガーポイントで救うために「トリガーポイント専門」としています。